2021/05/27

歯周治療で注意すべき全身疾患や服薬について

  

こんにちは。営業部のKです。

皆さんは普段の診療や実習で、全身疾患を患っている患者さんと関わる機会はありますか?



高齢化率の上昇に伴い、様々な疾患をお持ちの患者さんに接する機会は増えてくると考えられます。

そこで本日は、特に歯周治療と関連のある疾患をピックアップしていきます!



まずは、日本歯周病学会の指針をご紹介します。

引用:日本歯周病学会 歯周治療の指針2015

http://www.perio.jp/publication/upload_file/guideline_perio_plan2015.pdf

(p.45~ ⑨歯周病のリスクファクターと治療上のリスク管理)

そしてこの中で「有病者の歯周治療」として挙げられている項目は以下の7つです。



1, メタボリックシンドローム

2, 肥満

3, 糖尿病患者

4, 高血圧症患者

5, 循環器疾患患者

6, 透析患者

7, 呼吸器系疾患



ではこの中からいくつか抜粋して詳細を見てみましょう!



・メタボリックシンドローム

動脈硬化性疾患の危険性を高めるリスクがあり、

診断の項目には高血圧値高血糖値なども含まれます。

この後に出てくるような他の疾患へつながる危険もあるので

「他に罹患している疾患があるかもしれない」と考えるきっかけにもなるでしょう。



・糖尿病

糖尿病患者さんは、代謝異常による

感染防御機構の機能低下によって易感染性の状態にあります。

そのため、歯周治療のように観血処置を行う場合には

歯科医師や医科の担当医との相談が必要です。

また、血糖値を下げる薬を服用している場合

治療が長時間に及ぶなどで低血糖の状態にならないように注意ておく必要もあります。

お薬手帳と糖尿病連携手帳を毎回チェックし、全身状態を把握することを心がけましょう!



・高血圧症

歯科治療を受けるときは

誰しも緊張したり不安を感じたりすることがあるでしょう。

そのような心理状態や治療で感じる痛みなどから

急激に血圧が上昇することがあります。

処置の際はマンシェットを装着し、血圧を管理しながら行うと患者さんも安心です。



・循環器疾患

循環器疾患の患者さんは

抗血栓薬(抗血小板薬・抗凝固薬)を服用している場合が多いです。

全身状態を把握する主治医と連携をとり、治療を進めていく必要があります。

現在、歯科治療での観血処置は

抗血栓薬は可能な限り中止せずに行うことが一般的ですが

処置後の止血や投薬などに細心の注意をはらうことが重要です。



いかがでしたか?

今回は各疾患の代表的な注意点についてご紹介しました。

それぞれの患者さんの対応のためには、より深く知っておくべき知識もあると思いますので

一緒に少しずつ勉強していきましょう!

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