2023/02/09

認知症について~国家試験を通じて学ぶ~

  

皆さんこんにちは🌼

営業部歯科衛生士のVです!

歯科衛生士国家試験まで1ヵ月を切りましたね…!

早速ですが、ぜひこちらの問題にチャレンジしてみてください!



【第29回 歯科衛生士国家試験 午前No.29より抜粋】

新オレンジプランの目的はどれか。1つ選べ。

a. 少子化対策

b. 認知症対策

c. 生活習慣病対策

d. 新型インフルエンザ対策



解答 b

新オレンジプランは、2015(平成27年)に厚生労働省が選定した認知症対策であり、

正式名称は「認知症施策推進総合戦略」である。新オレンジプランでは、①普及・啓発、

②医療・介護の提供、③若年性認知症施策の強化、④介護者への支援、⑤認知症を含む高齢者にやさしい地域づくり、⑥認知症の予防・診断などの研究、⑦認知症の人やその家族の視点の重視を7つの柱として、さまざまな取り組みを行っている。

ぜひこちらの図も参考にしてくださいね!

こちらからは「新オレンジプラン」の具体的な施策についてご確認いただけます!

(参考: 概要版.indd (mhlw.go.jp) )

いかがでしたか。

試験ではこの7つの柱についても、理解が必要かもしれません。

こういったものは、資料によって書き方が異なるので、まるっきり覚えるよりも7つの項目の内容を理解することをおすすめします!(特に国家試験は暗記するべきことも多いので、工夫をしながら、できるだけ暗記のキャパシティを残しておきましょう!!)


認知症の種類や患者さんの性格や背景によっても症状は様々ですよね。

65歳未満の方にも若年性認知症などがありますが、高齢者数の増加から、今後認知症の方が増加することが予測でき、私たちも日常的に関わる機会がきっと増えていきます。


歯科においては、認知症症状の進行に伴い、口腔内の管理が困難になるケース歯科治療やケアを拒否されるケースなどが考えられます。

日々のセルフケアでは、患者さんご本人だけでは難しいケースも多く、介護者の方のご協力も必要です。

介護者の方にも口腔内の管理方法や、口腔の健康についてご理解いただくことが大切ですので、歯科医院でのOHIにも工夫が必要ですね!


ご本人が持っている力やこれまでの生活習慣を知り、その人に合わせたアプローチで介入しましょう。

また、介護されているご家族や周りの方々への配慮も大切ですね!

私自身、今回コラムを作成する中で、改めて認知症と歯科との関係について考えました。


皆さんにとってもそんな機会となれば嬉しいです!

次回のコラムもお楽しみに…💛

クリップ
0件の「いいね!」がありました。