約2日前

診療報酬改定に変化が!歯周病継続支援治療のためにできること

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このコラムの要約 

2026年6月施行の令和8年度歯科診療報酬改定で、SPTとP重防が統合され「歯周病継続支援治療」が新設されました。この変更は、歯周病治療を「治して終わり」にせず、患者さん一人ひとりのリスクや生活背景に寄り添った長期的な支援を重視する方向性を示しています。歯科衛生士による継続的なセルフケア指導と患者さんの行動変容支援が、これまで以上に重要な役割を担います。 


こんにちは!営業部のXです。 


2026年6月1日に施行された令和8年度歯科診療報酬改定。 

みなさんもすでに内容を確認されたり、院内で情報共有を進めたりしているのではないでしょうか。 


今回の改定ではさまざまな見直しが行われましたが、その中でも歯科衛生士のみなさんにとって注目したいのが「歯周病継続支援治療」の新設です。 

 これまでの歯周病安定期治療(SPT)」と「歯周病重症化予防治療(P重防)統合され、新たな評価体系としてスタートしました。


 ★改定のポイント    

1. 統合・改称 

「歯周病安定期治療」及び「歯周病重症化予防治療」を統合し、「歯周病継続支援治療」に改正

2. 評価の見直し 

点数の見直し 

3. 算定用件の見直し 

対象となる患者や歯周外科手術の取扱いの見直し 


参考はこちら令和8年度診療報酬改定について(厚生労働省) 

※外部サイトに遷移します。 

この変更から見えてくるのは、歯周病治療を「治療して終わり」ではなく、「継続的に支援し、再発や重症化を防ぐ」ことへのさらなる重視です。 


そこで今回は、歯周病継続支援治療のポイントと、歯科衛生士として日々の診療の中で実践できることについて考えてみたいと思います。 

歯周病継続支援治療とは?

歯周病は慢性疾患であり、一度症状が改善しても再発のリスクが残ります。 

そのため、治療後の継続的な管理が欠かせません。 


従来のSPTでは、歯周病治療によって病状が安定した患者さんを対象としていましたが、P重防では、重症化リスクの高い患者さんへの継続管理が評価されていました。 


今回新設された歯周病継続支援治療では、これらの考え方を統合し、「継続的な支援が必要な患者さん」に対して、歯周組織の維持・改善を目的とした管理を行うことが評価されるようになりました。 


つまり、病状が安定しているかどうかに加え、さらに患者さん一人ひとりのリスクや生活背景を踏まえながら、長期的な口腔健康を支援していくことが重要になったといえるでしょう。

歯科衛生士の役割はますます重要に

 今回の改定によって改めて注目されているのが、歯科衛生士による継続的な患者支援です。 


歯周病は細菌感染だけでなく、セルフケア習慣や生活習慣、全身状態などさまざまな要因が関わる疾患です。そのため、定期的なプロフェッショナルケアだけでは十分とはいえません。 


患者さん自身がセルフケアを継続し、口腔内の変化に気づきながら健康管理を行えるようサポートすることが求められます。 


例えば、 

・歯周病検査結果をわかりやすく説明する
・患者さんごとのリスク要因を把握する
・セルフケアの実施状況を確認する
・ライフスタイルに合わせた清掃方法を提案する
・定期受診の必要性を継続的に伝える 

といった取り組みは、まさに歯周病継続支援治療の中心となる役割です。 


特に重要なのは、患者さんの「行動変容」を支援することです。 

歯周病は痛みなどの自覚症状が少ないため、症状が落ち着くと通院を中断してしまう患者さんも少なくありません。しかし、歯周病は再発しやすい疾患であり、症状がなくても継続的な管理が必要です。 


そのため、「今は問題ないから大丈夫」ではなく、「健康な状態を維持するために通院する」という意識を持っていただくことが大切です。 


口腔内写真や歯周病検査の結果、プラークの付着状況などを活用しながら、患者さん自身が現状を理解しやすい説明を心がけることが、継続受診へのモチベーション向上につながります。 

セルフケア支援の価値が高まる時代に求められること

今回の改定からは、予防や重症化予防への評価がさらに高まっていることがうかがえます。 


歯科衛生士のみなさんが日頃から行っているブラッシング指導や清掃用具の提案、患者さんとのコミュニケーションは、歯周病の長期管理において非常に重要な取り組みですが、患者さんによって抱える課題は異なります。

 

みがき残しが多い方、定期受診が途切れがちな方、全身疾患を抱えている方など、それぞれに合わせた支援が必要です。 


画一的な指導ではなく、患者さんの生活背景や価値観を理解しながら、一緒に取り組めるセルフケア方法を考えていくことが、継続支援の質を高めるポイントになるでしょう。 


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患者さん一人ひとりに寄り添いながら、セルフケアの定着と継続受診を支援し、生涯にわたる口腔健康の維持につなげていきたいですね。 


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