皆さんこんにちは☺
5月に入り、新緑が目にあざやかに映る季節となりました🍃
今月のコラムでは、“義歯”のお手入れについてお伝えします!
そもそも、義歯には「全部床義歯(総入れ歯)」と「部分床義歯(部分入れ歯)」の2種類があります。
全部床義歯(総入れ歯)は、上あご・下あごそれぞれの、自分の歯が全てなくなった場合に入れます。
部分床義歯(部分入れ歯)は、自分の歯が残っている場合に入れます。義歯と自分の歯をしっかり固定するため、クラスプ(留め金具)などの細かい装置が付いています。
義歯にも、歯と同じようにデンチャープラーク(歯垢)が付着し、細菌のすみかとなります。
また、口臭や口腔内粘膜の炎症(口内炎など)の原因にもなるため、汚れや細菌を毎日取り除くことが大切です。
〈義歯の汚れがたまりやすい箇所〉
では、義歯のお手入れ方法についてお話します!
まずは、食後にブラッシングをしましょう。
食後は、義歯をはずして、ブラシですみずみまでみがきましょう。義歯専用のブラシを使うと効率よくみがけます。
落とすと割れやすいので、水をはった洗面器などの上でみがきましょう。
義歯をみがく際には、義歯用ハブラシを使うことをおすすめします。
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また、ハブラシでは落ちにくいステイン(茶渋などの着色汚れ)の除去、口臭をまねく原因となる汚れの除去には、義歯洗浄剤が効果的です。
部分義歯の方は、残っている歯のブラッシングも忘れずに行いましょう。
自分の歯を少しでも多く、そして長く残すため、義歯のケアだけではなく、自分の歯や歯肉のケアもしましょう!!
次に、義歯の保管方法についてです。
毎日寝る前に義歯を外し、流水下で義歯ブラシなどを使用してみがき、汚れを落とします。
最後に、義歯保管用のケースに水をはり、その中に保管してください。
義歯を装着した際に痛みを感じる時や、義歯が壊れた時は、自分で修理せず歯科医院で修理・調整をしてもらいましょう。
今回は、義歯のお手入れがテーマでしたが、自分の歯も義歯もしっかりと汚れを取り除き、お口の健康を守りましょう!
次回の薬局コラムもお楽しみに♪