皆さんこんにちは ☺
秋晴れの心地よいこの季節、いかがお過ごしでしょうか。
先月のコラムでは、“ハブラシや歯間ケアのQ&A”についてご紹介しました!
(先月のコラムはこちら:よくあるQ&A ~ ハブラシ・歯間ケア編 ~ | 薬局コラム | お役立ち情報 | クラブサンスタープロ)
今月のコラムでは、よく聞かれる“お口の悩みについてのQ&A”をいくつかご紹介します!
ご自身にも当てはまることがあれば、回答をぜひお役立てください。
Q:疲れがたまると歯が浮いた感じがする。
A:歯が浮いたと感じるのは、歯を支えている組織の炎症です。
この炎症の原因はさまざまで、歯周病の場合、むし歯の場合、歯ぎしりなどの過剰な噛みあわせの場合、またこれらが複合している場合もあります。
疲労が回復した後も歯の浮きが続いたり、疲労時にいつも同じ部位に浮いた感じがするようであれば、歯周病の可能性が高いと思われます。ご自分では原因を確かめることは難しいため、早めに歯科医院を受診して診てもらいましょう。
Q:歯ぐきがやせてきたみたい。どうすればいい?
A:歳をとると、歯ぐきがやせて下がり、歯と歯の間が空いてくることがあります。
これは、歯周病が原因というケースが多いのです。健康な歯が残っている人は、80歳になっても口元が老けるということはほとんどありません。歯ぐきがやせてきたと感じたら歯周病を疑い、進行を抑えるためにも歯科医院に相談しましょう。正しいブラッシングを心がけ、歯間ブラシや殺菌剤入りハミガキ、洗口液も使ってみてください。
Q:歯ぐきの色が悪いのは病気?
A:
〈赤っぽい場合〉
歯周病で歯ぐきが腫れ、充血しているためと思われます。健康な歯ぐきを取り戻すためにも、殺菌剤入りのハミガキや洗口剤、デンタルフロス、歯間ブラシなどを使って丁寧にお口を清掃してください。治りが悪いようなら歯科医院で相談してみましょう。
〈赤黒い場合〉
外的要因と内的要因が考えられます。外的要因では、喫煙や服用している薬によるものがあります。その他、歯にかぶせている金属成分なども要因になります。内的要因では、加齢やホルモンバランスの変調によるメラニン色素の沈着などが考えられます。
Q:歯みがき時の出血は気にしなくていい?
A:「ちょっと歯ぐきを傷つけただけだから、すぐ治るだろう」と思う人が多いようです。
しかし、歯みがきで簡単に出血するのは歯ぐきで炎症が起こっているサインです。
そのままにしていると悪化する可能性があります。ブラッシングを丁寧に行い、歯間ブラシや洗口液も使ってみてください。しばらく出血があっても、お口の中を清潔に保つことで出血がおさまります。
もし、それでも出血が続くようでしたら、歯科医院に相談したほうがいいでしょう。
Q:自分では自覚はないが、寝ている間にかなりの時間、歯ぎしりをしているようだ。
A:歯ぎしりは、ストレスや噛みあわせが原因で発生するといわれていますが、まだはっきりとした原因は特定できていません。
歯ぎしりは歯が健康であればそれ自体大きな問題ではありませんが、かぶせ物や詰め物がたくさん入っている場合や、神経を抜いた歯が多い場合は、歯ぎしりの強い力でかぶせ物や詰め物を壊してしまったり、ひどい場合は歯を割ってしまったりすることがあります。
また歯周病の問題がある人は、歯周病が急激に進行してしまう場合がありますので、歯ぎしりをしている可能性があるようなら、早めに歯科医院を受診しましょう。
歯科医院ではナイトガードというマウスピースを作ってもらうことができます。
就寝時に装着することで、歯ぎしりをしなくなったり、歯ぎしりをしたとしても、歯同士がぶつかりあって歯や歯ぐきに害が及ぶのを最小限にくいとめることができます。
いかがでしたでしょうか?
まだまだお口の悩みはあると思いますが、適切な診断を受けるためにも、何か気になることがあれば、早めの歯科受診をおすすめします!
そのほか、さまざまなお口のお悩みに対してのQ&Aを掲載しています。
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次回の薬局コラムもお楽しみに♪