2024/03/07

意外と知らない?海外でのフッ化物応用

  

皆さんこんにちは!営業部のXです♪


突然ですが、皆さんは海外でのフッ化物応用について考えたことはありますか?

日本ではう蝕予防に用いる用品として、フッ化物歯面塗布剤フッ化物洗口液フッ化物配合歯磨剤など局所応用が主流ではないかと思います。


皆さんも、「フッ素」と聞くとこの3つが思い浮かぶのではないでしょうか。


海外では、このような局所応用に加え、フッ化物の全身応用が進んでいる国や地域もあります。

まずは、フッ化物の応用方法から確認していきましょう!

  

■フッ化物の応用方法■

全身応用・・・水道水フロリデーション、フッ化物添加食塩など

局所応用・・・フッ化物歯面塗布、フッ化物洗口、フッ化物配合歯磨剤など


全身応用の中でも、今回は「水道水フロリデーション」についてみていきましょう。


水道水フロリデーションとは・・・

う蝕を予防するために、飲料水中のフッ化物濃度を歯のフッ素症の流行が無く、う蝕の発生を大きく抑制する適正量(約1ppm)まで調整するという自然を模倣した方法です。


世界で初めて水道水フロリデーションが開始されたのは、1945年。


米国ミシガン州のグランド・ラピッズのほか北米の3カ所において、実施されました。


米国ミシガン州のグランド・ラピッズ

https://maps.app.goo.gl/DpdSMoTDnUeYDEwVA

そこから世界に広がり、オーストラリア・ブラジル・香港・アイルランド・マレーシア・ニュージーランド・シンガポール・英国など多くの国や地域に導入されるようになりました。


人口で見ると、なんと3億7,000万人が水道水フロリデーションからの利益を受けていると見積もることができるそうです。

世界の人口の約4%にあたる数ですね・・・!


その他の全身応用としては、フッ化物が添加された食塩の摂取や、ミルクの中にフッ化物を添加するというものもあります。

色々と調べてみると、意外と様々な応用方法があり興味深いですね♪


参考:厚生労働省 eヘルスネット 「水道水フロリデーション」


では、続いて局所応用についてみていきましょう!


海外でも日本と同様、フッ化物歯面塗布剤やフッ化物洗口液、フッ化物配合歯磨剤などがう蝕予防として活用されています。


まずは、フッ化物配合歯磨剤から確認しましょう。


日本でのフッ化物配合歯磨剤のフッ化物イオン濃度の上限は、1,500ppmですよね。

2017年3月に、以前の1,000ppmから1,500ppmに上限が引き上げられました。


日本におけるフッ化物配合歯磨剤の市場占有率は、 2021年に93%を超え、 

フッ化物イオン濃度1,000ppmを超える歯磨剤だけでも20%を超えています。

皆さんもよくご存知の通り、日本でも市販歯磨剤のほとんどにフッ化物が配合されていますが、世界的に見ても同様です。


一方、海外ではう蝕リスクが高い方に対し、
5,000ppmといった高濃度の歯磨剤が使用される場合もあるそうです。(年齢や地域によって異なります)


参考:厚生労働省 eヘルスネット 「フッ化物配合歯磨剤」

   FDI(国際歯科連盟)「う蝕予防とマネジメント チェアサイドガイド」


そして、フッ化物洗口もう蝕予防として重要なアイテムの一つです。

毎日継続して使用することで、その効果をさらに発揮しますよね♪


2016年の歯科疾患実態調査では、4歳~14歳における家庭での利用も含めた経験者の割合は17%となっています。


日本でも17%の方が4歳~14歳の間に、フッ化物洗口液を使用したことがあるのですね。

世界的にみてみると、約1億人の小児がフッ化物洗口を実施しているようですよ。


参考:厚生労働省 eヘルスネット 「フッ化物洗口」


また、フッ化物歯面塗布剤においては、日本ではフッ化物イオン濃度が9,000ppmの製剤を用いますよね。


日本では、知覚過敏症状抑制剤として用いられるフッ化物バーニッシュ(22,600ppm)を、欧米ではう蝕予防に適応し用いることもあるそうです。(日本では不可)


このように、視点を広げてみるとさらに違ったフッ化物の応用方法を知るきっかけにもなりますね。

日本で実践することは難しいですが、知識の1つとして知っておくのも良いかもしれません。


参考:FDI(国際歯科連盟)「う蝕予防とマネジメント チェアサイドガイド」


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